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【日本I90】「Basicプラン」で BtoB ECサイト構築事例5選2026.06.11

1. ShopifyのB2B機能が全有料プランで利用可
① 2026年4月2日に、 Shopifyの B2B機能
(Company、カタログ、支払い条件など)
が全有料プランで利用可能になりました。
②今回は「え、こんなこともできちゃうの?」
という実現可能な事例として、 日系企業の
リアルな導入パターン (全てフィクション
の事例)としてお話します。
2. ベーシックプランで、BtoBは十分に動く
① Shopifyの「Basicプラン」と聞くと「とりあえ
ず一番安いやつ」という、 イメージを持たれがち。
②しかし、 それまで Shopify Plus
のみの機能だったB2B on Shopify。
以下のB2B機能が ベーシックを含む
全有料プランで、解放されたのです。
・Company(会社)プロフィール
・カタログ
・支払い条件(Net払い)
・数量割引
(参照:ShopifyのB2B機能が全プランで使えるように)
③月額3,650円(年払いの場合)の Basic
プランで 「法人向け卸売サイト」が本格
的に構築できる時代が来ました。
3.【事例❶】三代続く金物卸が作った深夜の受注専用サイト
①愛知県の金物卸・山田金属工業(仮名)
は長年、電話と FAXで、法人顧客からの
注文を受けていました。
転機は、若い工場担当者からの一言。
「夜中に在庫だけでも確認したいんですよ」
↓
そのぼやきが社長をShopifyに向かわせました。
②導入したのは Basicプラン。
Companyプロフィール機能で取引先企業
ごとに アカウントを作成し、 ログイン後
だけ卸値が表示されるカタログを設定。
③パスワード保護と顧客アカウント承認制を
組み合わせることで、一般消費者には価格が
「一切見えない仕組み」を構築しました。
さらに、カタログの数量ルール機
能を使い、以下の数量割引を設定。
「50個以上で単価5%オフ」
「100個以上で8%オフ」
④深夜2時にひっそりと注文が入る
ようになり、電話対応が約4割減少。
社長いわく「お客さん、意外と夜更
かしなんですよ」と笑っていました。
4.【事例❷】料亭御用達の食材問屋が叶えた「昼寝革命」
①京都の老舗食材問屋・グリーンテーブル(仮名)
はミシュラン星付き料亭にも食材を卸す会社です。
悩みは、以下でした。
・板前さんたちの多忙な昼間に電話が繋がらないこと
・FAXの文字が読みづらいこと
・発注ミスが後を絶たないこと
② Shopify Basicプランで構築したのは、
スマホ一つで完結する BtoB発注サイト。
商品ごとに最小ロット数 (MOQ) を設定し、
カートには「あと○○円で 送料無料」 の
表示を仕込むという粋な設計です。
③注目すべきは「クイックオーダー」の実装方法。
Shopify標準の コレクション機能と タグを組
み合わせ、よく注文する食材を素早く再注文
できるページを構築しました。
↓
特別なアプリなしで実現できる、
知る人ぞ知る、テクニックです。
④導入後、発注ミスは激減し板前さんから
「やっと昼寝ができる」と感謝されたとか。
5.【事例❸】 名入れユニフォーム会社が
作った「刺繍までスマートな受注フロー」
①作業着や制服を全国の建設会社に
卸すワークスタイルジャパン(仮名)。
最大の課題は「左胸に会社ロゴの刺繍を入れたい」
というカスタム注文のやりとりが、メールと電話
で何往復にもなる煩雑さでした。
②Shopify Basicプランの商品オプション機能でサイ
ズ・カラーを 選択させ、 さらに Shopify App Store
の無料ファイルアップロードアプリを、組み合わせ
て、ロゴ画像をその場で送れる仕組みを構築。
受注と同時にデータが整理されるため、刺繍
工場への指示書作成も大幅に効率化しました。
③社長が「服を売るより、チームの誇りを売っ
ているんです」と照れくさそうに語るのが印象
的で、リピート率は導入前比 1.8倍を達成。
B2Bの商習慣に「カスタム対応」というひと手
間を加えるだけで、これほどのロイヤルティが
生まれるという好例です。
6.【事例❹】大阪の印刷通販が仕掛けた
「データ入稿まで 一気通貫の注文基地」
① 大阪の印刷通販会社・プリントエース(仮名)
は、 企業向けに名刺・チラシ・パンフレットを
小ロットから印刷するスピード対応が強みです。
②しかし、原稿データのメールやりとり
が煩雑で、担当者も顧客もぐったり——
という状況が続いていました。
③ Shopify Basicプランを 選び、 商品ページに
「サイズ」「紙質」「部数」のバリエーションを
設定して価格を自動計算。
さらにファイルアップロードアプリを組み合
わせて、入稿データの受け取りまでをサイト
内で完結させました。
④極めつけはドラフト注文(下書き注文)機能の活用。
複雑な見積もりが必要な大口の案件だけ「下書き
注文として保留」し、社内で金額を調整してから
顧客に送信する運用にしたことで、イレギュラー
対応のストレスが激減。
↓
導入から半年で新規取引先が3割増えたにもかか
わらず、残業は2割減という成果を達成しました。
⑤社員から「印刷会社じゃなくて IT企業に
転職した気分です」と冗談が飛び出すほど、
職場の空気が変わったそうです。
7.【事例❺】電子部品商社のカタログ
通販 「200種類をCSVでまとめ発注」
①秋葉原の電子部品商社・テクノパーツ(仮名)に
は、 全国の町工場から「この部品、200種類まとめ
て発注したい」という要望が絶えませんでした。
従来は、Excelファイルをメールで送り合うとい
う 非効率な運用で、 担当者の工数が膨大でした。
↓
これを解決したのが Shopify BasicプランとApp
Storeの一括注文フォームアプリの、組み合わせ。
②顧客は、以下だけで発注が完了。
・型番と数量をフォームに並べてポンと送信する
・CSVをアップロードする
↓
顧客アカウントは事前承認制を採用し、ログイン
後にのみ、カタログ機能で設定した「特別卸価格」
が表示される仕組みにしました。
③ Basicプランでは カタログを最大3つ作
成できるため、以下の3段階の価格体系で
十分カバーできています。
「一般取引先価格」
「代理店価格」
「新規取引先価格」
④担当者は「売上よりもお客様の『助かった!』
の声が増えたのが、一番うれしい」と笑います。
今では大手メーカーの試作部門からも信頼さ
れる、隠れた優良受注窓口に成長しています。
(参照:Shopify B2Bの全プラン:知っておくべきことすべて)
8. Basicプランと Shopify Plusプランとの違い
①一言でいうと「道具箱の大きさ」の違いです。
⑴ Basicプランは、 2026年4月から、 B2Bの
基本機能が全部入りになった頼もしい普通車。
Shopify Plusは、月額35万円〜の大型トラック。
⑵ 3つの差が本質です。
【差❶】カタログが無制限:
Basicプランでは、 BtoBマーケット全体で、
最大3つのカタログしか割り当てられません。
↓
Plusでは無制限に作成できます。
取引先が数百社になると3つでは足りなくなります。
【差❷】会社ごとに直接カタログを割り当てられる:
Plusでは特定の会社や拠点にカタログを直接割
り当てる「顧客レベルの価格設定」が可能です。
↓
「A社は掛け率60%、B社は55%」という
細かい価格管理が 標準機能でできます。
Basic〜Advancedプランでは利用できません。
【差❸】高度な支払い設定:
手付金の要件、分割払い、出荷ごとの請求リ
クエストは Shopify Plusのみで利用できます。
↓
大口受注で「着手金30%、残金は出荷時」と
いった商習慣に対応するにはPlusが必要です。
②結局、どちらを選ぶべきか?
取引先が数十社まで、価格パターンが「A価格・
B価格・新規価格」の3つで収まるなら、ベーシ
ックで十分です。
↓
月額30万円超(Plus)を払う前に、まず月3,650円
(Basicプラン)で動かしてみるのが、現実解です。
成長して複雑になってきたら、そのとき
アップグレードを検討すればいい話です。
③ Basicプランで十分なケース:
・取引先が数社〜数十社
・価格帯が3パターンまで
・掛け払いは別途請求書で対応できる
④ Plusが必要なケース:
・取引先が数百社以上で価格パターンが複雑
・手付金・分割請求が必要
・BtoCとBtoBで別々のチェックアウト体験を作りたい
・ERP連携の API負荷が高い
9. まとめ
① Shopify Basicプランは手の届きやすい価
格でありながら、 以下のBtoBの骨格機能が、
2026年4月から標準装備されました。
・Companyプロフィール
・カタログ(最大3つ)
・支払い条件
・数量割引
②ただし正直に付け加えると、Basic
プランには、 以下の制限が あります。
「スタッフアカウントの追加ができない」
(2024年2月以降の新規ストアの場合)
「スタッフアカウント」とは、一言で言うと、
Shopifyの管理画面に入れる「スペアキー」 のこと。
商品の登録・注文の確認・在庫の管理など、オー
ナー以外の人にも、作業を任せるために使います。
↓
管理画面に入れるのはオーナー1人だけになります。
これが問題になるのは主に、こんな場面です。
「商品登録はアルバイトに任せたい」
「受注確認は担当者に見てほしい」
③ Basicプランで、 複数人が 作業し
たい場合の現実的な対処法は、以下。
【対処法❶】オーナーのIDを共有する最もシンプル
ただし、ログが混在するので誰が何をしたか
分からなくなる。小規模なうちはこれで十分。
【対処法❷】スタンダードプランにアップグレードする(月額7,800円)
スタッフアカウントの制限がなくな
り、複数人で使えるようになります。
④取引先が増えて 個別価格管理が複雑になってき
たら、ステップアップを検討するのが現実的です。
それでも、 「まず小さく始める」 という 観点では、
Basicプランほどコスパの高い選択肢はありません。
(参考)BtoB Shopify基本料金 29.8万円の「制作会社様専⽤」制作会社
■著者プロフィール(おおつき):
アジアにおける、BtoBマーケティングのプロフェ
ッショナルを自認する中国上海に住む日本人です。
Shopifyによる「自社ECサイト」、WordPressによる
「サイト制作」と LinkedIn記事やブログ記事を含む
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