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【日本K08】 DeepSeekは この1年でどう進化した? 経営者向け2026.10.05

【結論】
2026年10月5日 時点で DeepSeekは、
質問に答える AIから以下へ進化した。
「仕事を任せられる AI」
進化した要点は4つ。
①100万トークンの長文対応
②画像を理解するマルチモーダル化
③デスクトップ版Harnessの登場
④API料金の大幅な値下げ
サイト制作において、AIは任せる範囲を広
げる好機ですが、最終確認は人の仕事です。
AIにおけるトークンとは、 AIが文章を
読み書きするための小さな単位のこと。
文字や単語を、AI独自の方法で区切った「言
葉のかたまり」と考えると分かりやすいです。
トークン数が多いほど、AIは長い文章を扱えま
すが、処理時間や料金が増える場合があります。
1. まず年表で全体像を把握する
①1年前は、AIに「このWebサイトを直して」
と頼んでも、AIがサイトの中身を直接確認で
きないことが多くありました。
そのため AIは、修正に必要なHTMLやCSS
などの「ソースコード」を、 利用者に貼っ
てもらう必要がありました。
↓
ソースコードを見せてもらって初めて、
どこを直せばよいかを判断できました。
②今やサイトを丸ごと渡せる時代。
この1年で変わったのは頭の良さだけでなく、
使える場所と、お値段も同時に変わりました。
2. 2026年4月のV4:本棚ごと読む長文対応
① V4の最大の特徴は読める量が約8倍に増えたこと。
従来の128Kから、1Mトークンへ。
↓
文庫本で7〜8冊分が目安なので、以下を丸ごと渡せます。
・サイトのソースコード
・商品説明
・デザイン指針
・競合分析
②ただし読める量と使いこなす
精度は別の話で、後で触れます。
人間なら「どこに書いてあったっけ」と 半日
探す資料も AIは文句を言わずに全部読みます。
③しかも賢く軽くなりました。
V4-Proは100万トークン処理時の1トークン
あたり計算量がV3.2の 27%、KVキャッシュ
も約10%に抑えられています。
軽自動車の燃費で大型トラックを走らせるような話です。
↓
モデルは Pro(1.6兆パラメータ、稼働49B)
と Flash(2840億、稼働13B)の2種類で、
用途に応じて使い分けられます。
3. 2026年8〜9月:Pro正式版と小さいのに強い Flash
① 8月13日にV4-Proの正式版が出ました。
そして9月10日の V4.1-Flashが、
この1年で最も驚きの進化です。
② 5520億パラメータのMoEですが、
入力時に動くのは、80億だけ。
非対称型のエンコーダ・デコーダ構
造で長文処理のコストを下げました。
③ DeepSeek公式の数字を並べます。
Codeforcesは 競技プログラミングの 腕前、
DeepSWEは実在ソフトの不具合を直す力
と、考えてください。
④「軽量版」が「重量版」を上回りました。
「大きい=強い」では なくなり、 競争
は設計の賢さへ、移りつつあります。
さらにV4.1-Flashは画像入力に標準対応し、実験
モデルの Vision-Expは 同日に 役目を終えました。
(出典:DeepSeek V4.1-Flash:新機能、価格、および代替製品)
4. 2026年9月末:パソコンで働くHarness
① 9月末、DeepSeekが「Harness(ハーネス)」と
いう AI作業ツールのデスクトップ版を 公開しました。
MacとWindowsにインストールして使えるため、
これまでのように難しいコマンド操作をしなく
ても始めやすくなっています。
② Harnessは パソコン上のファイルや、資料を
扱いながら、次のような作業を自分で進めます。
・質問への回答
・ファイルの整理
・プログラムやWebサイトの修正
・インターネット検索
・検索結果の出典付き整理
例えば「このフォルダの資料を整理して、内容を
一覧表にして」と頼むと、AIがファイルを確認し、
分類や整理を進めてくれます。
人が一つひとつ指示しなくても、作業
の手順を考えながら動く点が特徴です。
③ただし、現在はまだ「プレビュー版」です。
今は正式版ではなく、試験公開の段階のため、
機能や安全性が今後変わる可能性があります。
AIが ファイルを変更したり、コードを実行したりする
場合もあるため、全てを任せきりにするのは危険です。
特にサイトの修正に使う場合は、次の準備が必要です。
・作業前に必ずバックアップを取る
・本番サイトではなく、テスト環境で試す
・AIが変更した内容を、人が確認してから公開する
・個人情報やパスワードをAIに渡さない
④つまり、 DeepSeek Harnessは、
「自分で作業を進められるAIアシスタント」。
5. 料金:「日常の道具」になった数字
① V4-Proは100万トークンあたり、以下。
・キャッシュヒット入力0.025元
・未ヒット入力3元、出力6元
②これは「原価」ではなく、定価の1/4です。
V4.1-Flashはオフピークで、
入力0.15ドル・出力0.60ドル
ピーク時はその2倍。
入力50万・出力10万トークンの 作業なら、
ピーク時でも約0.27ドル(約40円) が目安。
③試行錯誤で数百円に膨らんでも、
人件費に比べれば誤差の範囲です。
比較のために、報道によると、
未ヒット入力の V4-Proは 約0.44ドルで、
GPT-5.5や、Claude Opus 4.7の5ドルを
大きく下回ります。
④1年前の「AIは高い」という常識はもう更新が必要です。
ただし価格は変わるため、導入前
に最新の料金表をご確認ください。
(出典:DeepSeek-V4-ProがAPIの価格を恒
久的に値下げし、元の価格の4分の1にした)
6. 事例:できることと、まだ怪しいこと
(例❶)開発者85人の調査
V4-Proを日常で使う85人のうち、52%が
「今の主力モデルを置き換えられる」 と答
え、39%がその方向に傾きました。
(例❷)長文の限界
第三者が約95万トークンまでの課題で両モ
デルを試したところ、 完全一致の正答率は
Flashが49.3%、Proが56.3%でした。
人工的な検索課題で一般性能の指標ではないと
断り書きがありますが、 「100万字読める」と
「正確に使い切れる」は別物という教訓です。
↓
公式の技術解説でも、 100万トークン
時の検索精度は、0.59にとどまります。
(例❸)物差しの癖
公式論文では、 V4.1-Flashの DeepSWEは 74.2で、
Claude Opus 5の74.0やGPT-5.6 Solの73.0と並ぶ。
ただし 同じモデルでも、使う道具(ハー
ネス)次第で 65.5〜74.2と幅があります。
※数字は「条件つきの目安」として読むこと。
(出典:DeepSeek-V4:エージェントが実際
に使用できる100万トークンのコンテキスト)
7. WordPress・Shopify制作でどう使うか
①以下は公式情報ではなく、制作現場の想定です。
WordPressなら、
テーマ全ファイルや、使用プラグイン、要件定義
を 一括で渡し「予約機能を足したい」と 伝えて、
既存コードと矛盾しない改修案を、出させる使い
方が考えられます。
テーマの癖を人が思い出す時間がぐっと減るはずです。
② Shopifyなら、
Liquidテンプレートの修正案づくりです。
画像は、レイアウトの指摘や、
写真の方向性の提案に向きます。
Liquidテンプレートの修正案づくりとは、Shopifyなどで使われ
る テンプレート言語・Liquidのコードを、 より使いやすく・分
かりやすく・目的に合うように改善する案を考える作業のこと。
ざっくり言うと、Liquidは、Shopifyのテーマなどで使われる
「テンプレート言語」で HTMLの中に 「お店のデータ(商品
名・価格・画像など)」を差し込んだり「もし〇〇なら表示
する」といった簡単な制御を書いたりするために使われます。
③生成物は必ず人が確認すること。
AIは仕事仲間ですが、 最終チェックま
で任せる上司役はまだ人間の担当です。
8. 経営者が押さえる3つの判断軸
【判断軸❶】責任の所在
AIが書いたコードでも、 納品物
の責任は、制作会社にあります。
確認工程は削らないこと。
【判断軸❷】情報の扱い
顧客情報や 未公開の資料を外部の APIへ送る
場合は、社内ルールと 契約を先に確認します。
便利さと情報管理は、両方そろえるものです。
【判断軸❸】小さく始める
いきなり全面導入せず1サイト・1機能から試します。
うまくいけば横展開し、だめなら撤退する。
↓
これは経営判断の基本と同じです。
どれも地味ですが、地味な判断ほど後で効いてきます。
9.【FAQ】
Q. DeepSeekを制作現場で使う
とき、最初に何をすべきですか?
A. 本番に触れない環境で小さな修
正を 1件だけ任せてみてください。
⑴ DeepSeekを使ってコードを作る前に、
以下という手順を、先に決めておくこと。
・確認用の環境(ステージング)を用意する
・失敗しても戻せるようにバックアップを取る
・AI の出力コードは必ず人間がチェックする
⑵ その後で範囲を広げれば、失
敗しても 被害は小さく済みます。
慣れてきたら、見積もり前の現状調査
や、 コードレビューにも広げられます。
10. まとめ
① この1年で DeepSeekは以下の4点で進化しました。
・読める量
・見る力
・働く場所
・価格
②「使えるか」を議論する段階は既に
終わり、今は、以下を決める段階です。
「どこまで任せ、どこを人が見るか」
③ AIは設計図を引けても、お客
様の笑顔までは 設計できません。
何を作り、誰のために作るかを決
めるのはこれからも人の仕事です。
④うれしい社では、WordPressとShopifyの
制作で AI活用のご相談を お受けしています。
AIを賢く使う会社がこれからの競争で一歩先を行きます。
(参考)コア技術の内製化とコスト効率、推論の純度を取るなら DeepSeek
■著者プロフィール(おおつき):
BtoBサイトの プロフェッショナルを 自認する日本人。
Shopifyによる「自社ECサイト」、WordPressによる
「サイト制作」と LinkedIn記事や ブログ記事を 含む
集客効果の高い 「コンテンツ制作」を 承っています。
本サイトへの来訪者は、 月10,000人を 超えています。
※世界品質とは、 最新のWeb技術を活⽤し、AI SEOをサ
ポートする「キレイなコーディング」 を保証すること。
弊社の特徴である差別化ポイントは 20年間、 5,000本
以上のコードに向き合ってきた、確かな品質保証です。
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