上海物来喜電子商務有限公司

【中国G42】 良質なブログが書けると会社とあなたに訪れる良いこと2025.10.24

 

 1. ホームページは「静かなる経費」ではない

①社内でホームページ更新の予算と効果について
議論があるたびに、多くの企業のホームページが
「静かなる経費」となっている現実に気づく。

存在はするものの、 明確な成果を生み出せず、
「ただ 維持費がかかっているだけの資産」に
なっていませんか。

 

 

②特に、BtoB企業において、ホームページは、
理想のお客様を惹きつけ信頼を構築し、最終
的にビジネスチャンスへと導く「最も優秀で、
24時間365日休まず働く営業担当」であるべき。

 

この営業担当に息を吹き込む最も強力な手
法の一つが、ずばり「質の高いブログ記事」。

 

 

③質の高いブログが書けるようになると、
貴社とあなた自身に、どんな「良いこと」
が訪れるのか。

初心者の方でも、イメージしやすい10の
メリットとその理由、そして初めて挑戦
する際の難易度についてお話する。

 

 

 

 2.【良いこと❶】見込み客から最初の信頼を獲得できる

①質の高いブログ記事を継続的に発信する
ことで、問い合わせの質が「いきなり営業」
から「ご相談したい」に変わる。

 

業界の課題やニーズに寄り添った記事は、単な
る製品説明より、はるかに深い共感を生み出す。
　　　↓
以下の確信が、心理的ハードルを一気に下げる。
「この会社は我々のことをわかってくれている」

 

 

（例❶）野村総合研究所 (NRI) は 定期的に市場分析
レポートや、業界洞察をブログ形式で発信している。

これにより、同社への問い合わせは「製品の
価格を知りたい」という、表面的なものから、
「自社の課題解決について相談したい」とい
う深い内容に変化している。

（参考：野村総合研究所（NRI）コラム）

 

 

②難易度: ★★★☆☆ (中程度)

お客様の立場に立って考える「視点の転換」
が最初は少し難しいが、慣れれば、自然に
できるようになる。

 

 

 

 3.【良いこと❷】検索エンジンが息の長いお客様を連れてくる

①一度書いた質の高い記事が、数ヶ月後、
数年後にわたり、新規アクセスを生み続ける。

 

質の高い記事は検索エンジンに高く評価され、
特定のキーワードで持続的に上位表示される。
　　　　↓
これは、一時的な広告とは異なり、
安定した 「資産」として機能する。

 

 

（例❷）富士通の技術ブログでは、2024年
現在も、「月間数千PVを記録し」、継続的に
見込み客を獲得し続けている。

（参考：富士通統合レポート2025）

 

 

②難易度: ★★★★☆ (やや高い)

SEOの基礎知識と、 読者が実際に検索
するキーワードを見極める技術が必要。

 

 

 

 4.【良いこと❸】御社の専門性を可視化し差別化を実現

①「同じようなことをやっている競合他社」
の中からなぜか貴社が選ばれるようになる。

 

ノウハウや知見を惜しみなく発信するブログは、
カタログには載らない、 会社の「知的な奥行き」
を証明する。
　　　↓
それは単なる「供給者」ではなく、「パートナー」
として、選ばれる決定的な理由になる。

 

 

（例❸）精密機器メーカーのキーエンスは、自社
製品の応用事例や、技術解説を詳細に発信するこ
とで、単なる機器供应商ではなく「工程改善のパ
ートナー」としての地位を確立している。

（参考：キーエンス 改善事例・お役立ち情報）

 

 

②難易度: ★★☆☆☆ (低め)

自分たちが当たり前だと思っている知識ほど、
実は外部から見ると、 非常に価値があるもの。
　　　↓
それを言語化するだけである。

 

 

 

 5.【良いこと❹】社内ナレッジが「形」になり 組織の「知識」が強化される

①社員の頭の中にある暗黙知
が、 形式知として結晶化する。

 

記事を書く過程で、これまであいまいだっ
た自社の強みやノウハウを整理し、言語化
することになる。
　　　　  ↓
これは、「新人教育」や、「社内の標準化」にも
大きく寄与する副次的な大きなメリットである。

 

 

（例❹）デンソーは製造現場の改善知見を定期的
に 発信することで、 社内のナレッジを「標準化」
し、全世界の工場で共有することに成功している。

（参考：デンソー イノベーションストーリー）

 

 

②難易度: ★★☆☆☆ (低め)

最初は面倒に感じるかもしれないが、
これは、極めて生産的な「知的作業」。

 

 

 

6.【良いこと❺】ソーシャルメディアやメディアで「引用される」素材となる

①メディアやインフルエンサーから「情報源」
として紹介され、信頼性が飛躍的に向上する。

記者や編集者は常に信頼できる情報源を探している。
　　↓
独自データや洞察に満ちた記事は、
彼らにとって最高のネタ元である。

 

それが実現すれば、広告費をかけずに、
「信頼性の高いメディアに掲載される」
という好循環が生まれる。

 

 

（例❺）ソニーグループのAI研究部門である
Sony AI の技術ブログは、 専門メディアから
頻繁に引用され、「同社の技術力の高さ」 を
間接的にアピールすることに成功している。

（参考：Sony AIの技術ブログ）

 

 

②難易度: ★★★★☆ (やや高い)

他社が真似のできない、本当に価値ある
独自データや分析を盛り込む必要がある。

 

 

 

 7.【良いこと❻】あなた自身が社内の重要人物に成長する

①ブログ執筆を通じて、 市場や業界に
対する深い理解が得られ発言力が増す。

 

情報を発信するためには、まず自分
が理解し、咀嚼しなければならない。
　　↓
この過程が、あなたをその分野の
エキスパートへ確実に成長させる。

 

 

②難易度: ★★★☆☆ (中程度)

継続的な学習とアウトプットの習慣が必
要ですが、これ以上ない自己投資である。

 

 

 

8.【良いこと❼】ホームページに「生命」が吹き込まれ 滞留時間が伸びる

①訪問者がじっくりとWebページに滞在するよう
になり、 その結果、検索エンジンの評価も上がる。

 

更新のない静的なホームページ
では、すぐに離脱されてしまう。
　　　　↓
しかし、定期的に新しい学びを提供できる
ブログコンテンツは、ユーザーを惹きつけ、
「もっと知りたい」という気持ちにさせる。

 

 

（例❻）NTTデータの技術ブログでは 専門的
な内容ながら、 平易に解説された記事が多く、
平均セッション時間が通常の企業ホームペー
ジの３倍以上になっている。

（参考：NTTデータ レポート＆コラム）

 

 

②難易度: ★★☆☆☆ (低め)

継続的に更新するという、シンプルだ
が、意志の力を要る行動が全てである。

 

 

 

9.【良いこと❽】お客様の声から新たなビジネスヒントが得られる

①ブログへのコメントや問い合わせ内容が、新
製品開発やサービス改善のヒントの宝庫になる。

 

発信を始めると、思いがけない反響が返ってくるもの。
　　　↓
それは市場の生の声そのもの。

営業部門だけでは見落としていた潜在
的なニーズを発見できるかもしれない。

 

 

（例❼）パナソニックのBtoB事業部門では、
ブログへの反響から新しい事業ニーズを発見
し、実際に商品化に成功した事例が複数ある。

（参考：Panasonic Stories）

 

 

②難易度: ★☆☆☆☆ (低い)

こちらからアクティブに聞きに行かなくても、
自然と、 フィードバックが集まってくるため、
まさに「待ち」のビジネスリサーチである。

 

 

 

 10.【良いこと❾】採用活動において志望動機の質を高める

①優秀な人材が「御社で働きたい」 と
いう 明確な理由を持って 応募してくる。

 

会社の考え方や、技術への情熱がブログから
伝わってくると、それは金銭待遇だけではな
い、共感ベースの強力な採用ツールとなる。
　　↓
同じ業種でも「あのブログを書いている会社」
という強い印象を与えられる。

 

 

②難易度: ★★☆☆☆ (低め)

採用ページでいくら綺麗事を並べるより
も、普段の発信が何よりも説得力を持つ。

 

 

 

11.【良いこと⑩】営業の共通の武器ができ 商談がスムーズになる

①営業担当が「ぜひこちらもご覧ください」と
お客様に自信を持って 共有できる資料が増える。

 

営業資料では伝えきれない細かいニュアンスや、
お客様の疑問を先回りして解決するブログ記事
は商談を前に大きく進める強力なツールになる。
　　　　 ↓
それは、 営業の説明を補完する
「助っ人」 のような存在である。

 

 

（例❽）三菱電機の産業用機器営業では、
技術ブログの記事を、商談時の補足資料として
活用し、顧客理解を深めることに成功している。

（参考：三菱電機 Our Stories）

 

 

②難易度: ★☆☆☆☆ (低い)

記事を書いたあなたが営業チームに「この場合
はこの記事が使えますよ」と教えてあげるだけ。

 

 

 

 12. まとめ（真のホームページ刷新に向けて）

①これらの「良いこと」は、決して大げさな夢物語
ではなく、質の高いブログを、継続的に発信した先
に、確実に手に入れることができる果実です。

 

ホームページリニューアルは、 ただデザイン
を刷新するだけの作業では意味がありません。
　　↓
その先にある「何を発信し、どんな価値を提供し、
どうやって、理想的なお客様とつながるのか」と
いう、本質的な問いに対する答えを見つけること
が真の成功への第一歩です。

 

 

②質の高いブログの発信は、 単なるマーケティ
ング手法ではなく「企業の知的資産を構築する」
戦略的な活動です。

それは外部への発信であると同時に、内部
の知識を体系化するプロセスでもあります。

 

 

③まずは一本、小さなテーマで構いません。
あなたの知見を、世に問うてみてください。

 

 

④ブログ発信を通じて企業価値を高め、業界
における 「存在感を一段と 引き上げること」
で、競合他社との差別化を実現し、 持続可能
な成長の基盤を築くことができます。

 

 

（参考）中国で埋もれる日系企業は AI時代の「言語化戦略」

 

 

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